甦れ!SGタイプギター(前編)



 2019年4月に購入したSGタイプのギター、なかなかのチャイナクオリティでした。
1.ヘッドがかなり長い
2.ネックが野球のバット(バントする感じ?)的な太さ
で練習で1回持って行ったぐらいで家でも殆ど弾かずにおりました。
それではあまりにも勿体ない、という事で大手術する事にしました。
今日現在まだ進行中なのでブログに途中経過を報告しておこうかと思いました。

改造手術ですが大きくは下記2点;

1.ヘッドをカットする
 Gibson SGのヘッド図面に沿ってヘッドの上の部分をカット
 併せてオリジナルのペグ穴も一旦埋めて図面の位置で再度穴あけ

2.ネックのシェイプを改善
 指板の幅やトラスロッドまで削ってしまう事が怖かったので色々海外のギターリペアマンのYouTubeなどで勉強して指板の幅、ネックの厚みを変えずに握った感覚を薄くするために削り方を工夫する事に。

またペイントし直しになる部分を極力少なくするようにも考えました。

まず、このギター到着した段階でピックガードにピックアップがきちんと取り付けできない状態であったため、キャビティ内を削りピックアップがきちんと取り付けられるようにプチ改造。併せてピックガードを3プライに変更。

さらにヘッド落ちが激しかった為、ビグスビーを取り付けてみたりもしました。

でもそれから2年弱、ほぼ弾く事もなくケース内で保管されていたものを改造して弾けるギターにしてやろうと一念発起。

まずはヘッドの改造
SGのヘッド図面を印刷してこれに合わせて頭部をカットしました。


1mmドリルで穴をあけ、糸鋸で大きめにカット

そこから図面に合わせてヤスリを使ってシェイプを整えてゆきます。

ついでにペグ穴がかなりバランス悪くなるので一旦埋めて穴をあけ直す事に決断
10mm径の木ダボを使って穴埋め

木工ボンドが乾く時間を使ってネックのシェイプ変更


このネックシェイプですが簡単に言うと、下記のように、各頂点は変えずに、頬っぺた(チークと呼んでたので)部分を削る事に。

ミソはフレットエンドの部分からバインディングもろ共ネック裏の頂点に向かって削り込む事で握りこんだ時の感触が極太ネック→心地よい握り心地になる、って事。なるほど、これであれば指板幅とネックの太さ(深さ)の数値は変わらず、ネックのフィーリングを大きく変える事が出来ます。

この作業は削っては握っての繰り返しで納得いくまで複数回実施しました。

ペグ穴の木ダボを糸鋸でカットして表面をフラットに。

この作業がかなり気を遣いました。

ウッドフィラーというパテで凹みを埋めてサンドペーパーで削る、の繰り返し



さてネックですが、、、
ある程度ネックが希望のシェイプになったところでペイント前のシーラーを塗る。


1日置いてシーラーに軽くサンディング掛けた後初回のラッカーペイント。最初は薄く

計4回、ある程度木目が残る感じでストップ

ヘッドの表はかなり苦労しました。
黒色スプレーの後、クリアでかなり厚めの層を作り、そこから段差を埋めるためにサンディング。

でもフラットに削ろうと思ってもなかなか木ダボの跡がうっすら残ってしまい、削り過ぎて木の色が出てしまう、というのを3回ぐらい繰り返しました。


ラッカーが乾くまでの間、購入直後に彫刻刀で彫ったピックアップキャビティのガタガタ面をルーターで綺麗に削る。

ここは見えない所なんであまり拘っても仕方ない部分なのですが、気持ちの問題もプレーヤビリティに大きく影響すると考えているのでここは時間も労力も掛けましょうと。

さて、今日一番苦労した部分、ヘッドのペグ穴開け
これ正直ナメてました。これでほぼ1日費やしました。


小型のドリルを安く手に入れたので、これで一発だろうと思ってましたが、これ6.5mm径までしか対応しておらず、今回このSGタイプにはロトマチックタイプのペグを使用しているのでペグ穴径は10mm必要と。

なのでまずは1mm径で中心に穴をあけてから
リーマーで少し入り口を広げて

マルチドライバの先に8mm→9mm→10mmと少しずつ径をおおきくして穴の大きさを10mmにしました。


ヘッド面の波打ちは、たぶんラッカーがかなりダブついて変に乾いたからだと思います。
これ治らなかったら塗り直しか、こういう塗装だと言い切るか、思案中。

裏側ボロボロ
またラッカーが中途半端に乾いてたのか、塗装面にそうとう傷がつきました。
これ、塗り直しするか、そのままにするか悩み中。

作業開始から4週間目、半分ぐらいは出来たのか?
やはり難関はペイントである。

後半戦に続く(のか?)